最後に会えて良かった(ホームレスひとしさん 16)

私がひとしさんの家に着いた時、もう、ひとしさんは笑うことはありませんでした。
穏やかな顔で布団に横たわり、眠っていました。

ひとしさんは夜中、病院で息を引き取りました。
眠るように穏やかに逝ったそうです。
肺がんでした。

(ひとしさんって誰?という方は、「家族を捨てたホームレスの話」をご覧ください)

ひとしさんの家で娘さんと二人で話をしました。

ひとしさんの娘さんは、絞り出すような声で私に謝り始めました。

「あなたのことは、父が逝く数日前、病院で初めて聞きました。
世話になった人がいる。連絡を取りたい。最後に会っておきたい。
家にあるリュックの中に黒色のハンドバックがある。
その中に連絡先のメモが入ってるから、ハンドバックを病院に持ってきてくれ、と頼まれたんです。
だけど、父が『最後に会いたい』なんて言葉を言うから、あなたに会ってしまうと、本当に世の中からいなくなってしまうんじゃないかと不安になったんです。
母も亡くなっており、父もこの世から亡くなる・・・と、怖くなったんです。
だから、あなたへの連絡を引き延ばしてしまいました。
本当は、もっと早く連絡できたんです。
ごめんなさい。
父に、そしてあなたにも本当にすまないことをしてしまった。」

時間は遡って、ひとしさんが亡くなる3日前。
夕方のことです。
私の携帯電話に見慣れない電話番号と着信があり、電話に出てみると、ひとしさんの娘さんでした。

「もしもし。○○さんのお電話でしょうか。突然の電話ですみません。
以前、あなたにお世話になった○○ひとしの家族の者です。
父があなたにお世話になったということで、連絡を取り、会いたいと言っているのですが、今、病院で入院治療中でして、代わりに私が連絡をさせていただきました」


話しがまとめきれないので、続きます。
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